ヒマラヤンのブラッシング方法を徹底解説|必要性・道具・シャンプーまで全て紹介!

ふわふわの美しい毛並みが魅力のヒマラヤン。


そのゴージャスな長毛を維持するためには、日々のブラッシングが欠かせません。特にヒマラヤンはペルシャ譲りの被毛を持つため、毛玉や皮膚トラブルを防ぐにはお手入れがとても重要です。

この記事では、ヒマラヤンの飼い主さん、特に初めて長毛種をお迎えした方に向けて、ブラッシングの必要性・用意する道具・具体的な手順・シャンプーの頻度などを分かりやすく紹介します。

なぜヒマラヤンにブラッシングが必要なの?

ヒマラヤンはダブルコート(アンダーコートとオーバーコートの2層構造)を持つ長毛猫です。この被毛構造のため、以下のような理由から毎日のブラッシングがとても大切になります。

✔ 毛玉・もつれ防止

放置しておくと毛同士が絡み、毛玉ができてしまいます。

毛玉は皮膚を引っ張り、痛みや炎症の原因となります。

✔ 抜け毛対策&飲み込み防止

換毛期などは特に抜け毛が多くなります。

ブラッシングで不要な毛を取り除くことで、毛づくろい時に飲み込んでしまう毛の量を減らし、毛球症の予防にもつながります。

飲み込んでしまった毛を吐き出す行為があります。

✔ 健康チェックの機会に

ブラッシング中に、しこりや湿疹、ノミ・ダニの存在に気づくことができます。スキンシップを取りながら健康管理ができるのも大きなメリット。

ブラッシングに必要な道具一覧

ヒマラヤンの毛を美しく保つには、目的に応じた複数のブラシを使い分けるのがコツです。

1. スリッカーブラシ

  • 細かいピンで毛のもつれをほぐすのに最適。

  • 毛玉になりかけている部分もやさしく解消できます。

2. コーム(櫛)

  • スリッカーブラシで整えた後、コームで毛を通して仕上げるとツヤが出ます。

  • 細目と粗目のダブル仕様がおすすめ。

3. ピンブラシ

  • 柔らかい先端が皮膚に優しく、ブラッシング嫌いな子にも◎

  • 抜け毛を取りながら毛並みを整えるのに使います。

4. 毛玉カッター(あれば)

毛玉がどうしても取れない時に使用。ハサミよりも安全で皮膚を傷つけにくいです。

ヒマラヤンのブラッシング方法【手順付き】

ヒマラヤンのブラッシングは1日1回・5分程度でもいいです。

以下の順番で行いましょう。

① 優しく声をかけながらスタート

急に触ると猫が驚くので、頭やあご下をなでながらリラックスさせましょう。

②首回り→ 背中 → 脇 → お腹へと順にブラッシング

スリッカーブラシで毛の流れに沿ってとかします。力は入れすぎず、優しくなでるようにゆっくりと行いましょう。

嫌がる時は無理強いしないようにしましょう。

③ 足回り・尻尾の毛玉チェック

足の付け根や尻尾の根元は毛玉ができやすい箇所。丁寧にコームで整えてあげましょう。

④ 最後はピンブラシやコームで仕上げ

全体の毛並みを整えて完了。ご褒美におやつやナデナデで「いい子だったね」と褒めてあげると良いでしょう。