2匹目にヒマラヤンを迎えたいと考えたときに読んでほしいこと

「もう1匹いたら、この子はもっと楽しいかな?」

今、2歳の元野良の男の子と暮らしているご家庭が、ふとそんなことを考える瞬間は少なくありません。

活発でやや長毛、茶色と黒のさび色の被毛。

甘えるときもあるけれど、どこか自立心もある。

そんな子の遊び相手として、ヒマラヤンの女の子を迎えたいと考えています。

この記事では、初心者さんでもわかりやすいように

「猫目線」と「人間目線」の両方から、2匹目選びを整理してみました。

まず考えたいのは猫目線

多頭飼いを考えるとき、最優先は「先住猫の気持ち」です。

元野良の子は、もともと自分の縄張りで生きてきました。

今のお家は、やっと安心できるテリトリー。

そこへ突然、新しい猫が来る――

それは楽しいことでもあり、同時に大きな変化でもあります。

年齢差は?

2歳は若く、まだ遊びたい盛り。

子猫や1歳未満の子とは比較的なじみやすい傾向があります。

 オス×メスは合いやすい?

一般的には、去勢済みのオスと避妊済みのメスは穏やかな関係になりやすいと言われます。

ただし、最終的に決めるのは性格です。

 オス×オスという選択肢は?

オス同士でも、穏やかな性格同士なら問題なく暮らせる例も多くあります。

性別よりも「支配的かどうか」「遊びの強さ」が重要です。

ヒマラヤンという猫の性格

ヒマラヤンは、穏やかで甘えん坊な子が多い猫種です。

・鳴き声は控えめ
・人のそばにいるのが好き
・激しく走り回るより、ゆったり遊ぶタイプ

元気いっぱいの元野良オスくんに対して、ヒマラヤンの女の子はブレーキ役になることもあります。

「一緒に走り回る」よりも
「同じ空間で落ち着いて過ごす」関係になる可能性も考えておきましょう。

トーティポイントか、シールポイントか?

🐾 シールポイント      🐾トーティポイント

・王道の濃いポイントカラー  ・黒・茶・クリームの混ざる個性的な毛色
・落ち着いた印象       ・唯一無二の表情
・写真映えしやすい      ・少し気の強さを感じる子も(※個体差大)

顔立ちで選ぶのは悪いことではありません。

毎日見る存在だからこそ「この子が好き」という直感は大切です。

ですが、もし「遊び相手になってほしい」なら、性格の活発さを優先。

「抱っこできる子がいい」なら、人懐っこさを優先。

目的を明確にすると選びやすくなります。

猫目線で選ぶなら「遊びと甘えのバランス」

・追いかけっこやプロレスが好きか
・猫同士で適度な距離を取れるか
・体格や遊びの強さに大きな差がないか

先住の男の子が甘えん坊タイプなら、

「人が好き」「人に依存しやすい」子同士だと、

飼い主さんの取り合いになってしまうこともあります。

一方で、ほどよく自立心があり、猫同士で遊ぶことも楽しめる子なら、

甘えのバランスがとりやすくなります。

あまりにおっとりしすぎる子だと、元気な男の子の遊びに戸惑うこともありますし、逆に活発すぎる子だと落ち着きません。

理想は、

✔ 人にも甘えられる
✔ でも猫とも遊べる
✔ しつこくない

そんな“中間タイプ”。

相性は「似ているかどうか」ではなく、足りない部分を補い合えるかどうか。

多頭飼いは足し算ではなく、“空気のバランス”なのです。

この場合おすすめのヒマラヤンの性格

甘えん坊な先住オスくんなら、

・優しめの性格
・遊び好きだが執着しすぎない
・自分の時間も楽しめる子

が理想的です。

ヒマラヤンの中でもおっとりしすぎないタイプの女の子が向いています。

トーティポイントはやや芯の強さを持つ子も多く、

シールポイントは比較的穏やかな傾向があります(※個体差は大きいです)。

もし遊び相手を重視するなら、少し活発寄りの子を。

「膝猫」を重視するなら、穏やかで人に寄るタイプを。

どちらを優先したいかで、選ぶ方向が変わります。

人間目線で選ぶなら「甘え方のバランス」

2匹目を迎えるとき、多くの方が心のどこかで思います。

「今いる子はとても甘えん坊。

でも、もう1匹も同じくらい甘えてくれたら幸せだな」

抱っこできる
膝に乗ってくる
あとをついてくる

確かに、それはたまらなく愛おしい時間です。

けれど、先住猫がすでに甘えん坊の場合、
同じタイプを迎えると“取り合い”が起こることもあります。

・常に人のそばにいたい
・撫でてほしいタイミングが重なる
・ヤキモチを焼きやすい

そんな性格同士だと、微妙な緊張が生まれることも。

だからこそおすすめなのは、

✔ 人にも甘えられる
✔ でも少し自立心がある
✔ ひとり時間も楽しめる

そんな“余白のある甘え方”をする子。

甘えん坊が2匹いても大丈夫。

でも、その甘え方の質が違うと、家の空気はぐっと穏やかになります。

多頭飼いは、「甘えの量」ではなく「甘えのバランス」。

猫も人も心地よく呼吸できる関係が、いちばん長く続く幸せなのです。

性別よりも性格

「オスがいるならメスが無難」とよく言われます。

たしかに傾向はあります。

ですが、実際にうまくいっているご家庭は、

・先住猫の性格をよく理解している
・急がず時間をかけて慣らしている
・最初は完全隔離から始めている

この3つを守っています。

忘れてはいけないこと

2匹目は新入りですが、家の主役は先住猫です。

甘えの時間を減らさない、叱らない、無理に仲良くさせない

ゆっくり、ゆっくり。

猫の時間で関係は作られます。

最後に

顔で選ぶのもいい。

性格で選ぶのもいい。

色で選ぶのも、直感で選ぶのもいい。

でも最後にひとつだけ大切なのは、

「この子が来たら、今いる子は幸せだろうか?」

そして同時に、

「私たちはもっと幸せだろうか?」

どちらもはいと言えるなら、きっとそのご縁は間違っていません。

2匹目は、家族を増やすこと。

比べる存在ではなく、広がる幸せです。

 ブリーダー目線から

2匹目選びに正解はありません。

ただ、「どちらが可愛いか」ではなく、「先住猫と穏やかに暮らせるか」を軸に考えていただけたら嬉しいです。

性格を見極め、時間をかけて迎えてあげること。それが結果的に、猫にもご家族にもいちばん幸せな選択になります。